「競艇のメッカ」こと住之江でお金を溶かしてきた

2023年9月3日日曜日

ちょい記事

 
とりあえず1を1着固定にして…

メッカに行こう

どうも皆さんこんにちは。タキオンです。
毎回恒例の突然ですが、皆さんは「競艇」に興味はありますか?

ちなみにこの記事を書く以前の僕の答えは「微塵も興味ねぇ〜〜〜!!!」でした。
理由としては、まぁいっちゃえば「いい大人が小さい船でかけっこしてるだけやん」って思っていたからです。
 
こんな感じで全くノータッチだった競艇ですが、特段苦手意識があるというわけでもありませんでした。
なので、大学生の友人から「住之江に行こう!」と誘われても、特に断る理由もないわけで。
 
住之江競艇場は「競艇のメッカ」と呼ばれるほど著名な場所だとは全く知らず、こうして僕は競艇デビューへと突き進むのだった…。
 
…というわけで、今回は住之江競艇場ちょいレポです。
ちなみに結果から言いますとタコ負けします。ビギナーズラックなんてなかった。

とりあえず1番を

8月16日、15時過ぎ。
 
地下鉄四つ橋線、住之江公園駅で降りると明らかに不自然なおじさんの流れ
 
ヨレヨレのタンクトップやほつれたタオルを首に巻くおじさんたちが皆ある方向に進んでいくので、その流れに紛れ込むように地上に上がると…やっぱり登場したのは住之江競艇場。
 
場外の両替機で野口英世を100円玉に両替し、いざ潜入。
 

昭和! 

この写真からは伝わりにくいと思いますが、まぁ昭和。
 
深緑の座席、階段横のタイル、床の石材の劣化具合…。形容し難い「昭和」がそこにはありました。
 
1レース目が始まる、比較的早い時間帯に来たおかげか席はガラガラ。
中段には明らかに「やってる」、常連と思しき老人グループがちらほら。床には何故かすでにコーラのこぼれた跡がありました。

鉄火場だ…
 
あまりにも想像していた「ソレ」すぎて思わず笑みを浮かべながら、まずは1レース目を見学して雰囲気を掴むことにしました。
 

レース場はこんな感じ。
感想としては「意外と狭いな」ということ。ここを3周して順位を決めるんだとか。
 
程なくして、ダイソーで流れてるBGMみたいな音のファンファーレが流れて1レース目スタート。
目の前を6艘のボートが通過して初めのカーブを曲がって…ってあれ?

もうめっちゃ差がついてない?

思っていたのと違う。ぐんぐん前に進む1番の船とは対照的に、6番の船なんかもう10m
ぐらい後ろにいるんだけど? 

そう。この日が特にそうだったのかもしれませんが、競艇はその9割が初めのカーブで決まります
故に、邪魔されずにカーブできる1番の船が圧ッッッ倒的優位
ほとんどのレースで1番が1着になるのが競艇というギャンブルということを身をもって体感しました。

そんな光景をポカーンと見ていると、あっという間に1レース目終了。決着は1-3-4。
単勝(1着を予想する舟券)は100円→100円、つまり元返しコインロッカーやん。
 
さぁ2レース目。人生初舟券。
 
とりあえず1番は1着だろう。3連系(1〜3着までを全て当てる系統の舟券)は自信がないから、ここは2連勝(1着と2着を順番通りに当てる舟券)で…。

初心者なりに考えに考え抜いていると、あっという間に時間に。
不慣れなマークシートを塗り、機械に入れて、お金を投入!いざ勝負…!

スタート。ほぼ揃ったけど4番の船が少し早い。
その4番、内のボートに被せ気味に最初のカーブへ侵入。こんなのありなんだ!…ってあれ?

僕の船は?
 
あれ?6番?いつの間に?あれ?

あれ〜〜〜???

ゴール。1-6-3。
6番、ノーマーク。-200円
 
 
という夢を見たんだ。 

気を取り直して第3レースの予想をしよう。
 
といっても予想の仕方がわからないからフィーリングで。
とりあえず1番は入れるとして…3番の井上って人と4番の上田って人が上手そうだ。
 
…よし、ここではこの3人かな。 ということで…。
 
 
こうや!!!
 
1-3-4の3連複(1〜3着を順番関係なく当てる舟券)で勝負します!

ゴリゴリの人気買いですが、ここでは的中が優先。まずは的中でほっとしたい…!
 
購入して程なく、また例のファンファーレ。
しかし最初よりもどんどん重厚な音質に聞こえてくるのは 気のせい…のはず。

さぁ助走をつけて…スタート!
6艘は颯爽と僕の前を通り過ぎて、鬼門の最初のカーブ。
 
どうか…どうか…!?
 
『先頭は1号艇の沢田昭宏』
 
よし!
まぁでもここまでは至極当然。問題はその次!
 
『内から4号艇の上田龍星上がって』

よしよしよしよし!!!!!
内側をすす〜っと小回りで上がってきたのは4番の上田さんの船。
もしかしてこれ、いけちゃうかも…? 

『"わずかに"3号艇で、そのあと5番6番…』

よs…わずか?
 
見れば3番手は接戦。3番は6番とデットヒート。しかも勢い的には6番…!
 
そんな中2つめのカーブに突入。 
1番はそつなくカーブし、問題はその後。

『2番手争い固まって、さあ今度は3番6番4番 3艇接戦状態!』
 
あかんやんけ!!!!!

2つ目のカーブで6番が前をガッチリとマークしたおかげかその差を詰め、ほぼ3人横並び。
再び僕の前を通過していく。
 
さぁ3つ目のカーブ。祈るような気持ちでそれを見つめます。
 
1番カーブ。当たり前のようにロスなく通過。
直後、横並びだった3人がそれぞれ少しずつ角度を変えながらカーブに突入。
 
3番は内を選択。ロスなくまわる。
6番はその外。これもロスなく…と思った次の瞬間。
 
ねじ込んだ!?!?」 

4番の上田さん、6番の内にねじ込み、ギュインとカーブ。
たまらず6番膨らみ、大きくロス。
 
「あるあるあるある!!!!!!」

こう叫んだ後のことは、正直よく覚えていません。
 
1-3-4。+280円。
 
 
 
へへ…
 

へへへ…。


へへへへへ!!!!!


100円が380円になっちゃったぜ!!!!!!
 
よし!いけるいける!
早速第4レースの予想だ!!!!!
 
 
 



 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




第10レース、4-1-5
 
… -200円

結局3レース以降、一度も当たることなく負けが続き、結局トータルで -1200円ほど
 
 
 
ッスゥ〜…
 
 
 
タコ負けェ!!!!!!
 
まぁ薄々予想はついてたんですけどね。
最後なんて1が2着になっちゃったし。わかるわけないですよね、こんなの…。
 

その日食べた天下一品は、心なしか塩味が強かった気がします。
 

財布にダイナマイトを

気づいたことがあります。やっぱりギャンブルって儲からないですね。
 
友達と住之江に着いた直後は「タコ勝ちしてやる!」とか、「不労所得ゲットや!」と息巻いていたのに、帰りはほとんどの人が俯いて帰っていました。

競艇を舐めてかかったせいで、金欠の財布に爆発的なダメージを負うことになったわけですが…。
 
もしかして、CMで言ってる「ダイナマイトボートレース!」ってこういうことなんでしょうか?

…ともかく、ギャンブルはほどほどに。
僕は競艇は当分ノータッチでいこうと思います。僕には競馬があるしね

ということで今回はこの辺りで。皆さんもお金の使い方は計画的に。
 
では。

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